一見何の変哲もない、しかし、それでいて旨味のしっかりある、美味しいお好み焼きを頂きました。
作るところを見ていて、一見して分かるのは、天かすの多さですね。
生地と野菜部分の上に、かなり多めの天かすを載せ、豚肉を載せます。
これをひっくり返して蒸し焼きにするわけですが、多めの天かすから出た油と野菜の水分で水蒸気がしっかり出て、キャベツが美味しく蒸し上がる。天かすの旨味がしっかり全体に回る。そして、天かすが天ぷらの衣のように豚肉に貼りつき、カリッと焼ける。
こうなると、旨味が出る半面、くどくなりそうなものなのですが、他の部分とのバランスもいい。
麺はうすい中華の生麺。磯野と同じ角刃で鉄板にしっかり密着し良く焼けますので食感はよくなりますが、磯野ほど自己主張が強くない。
麺部分の食感はいかしつつ、野菜部分の旨さもしっかり伝わって来るというわけですね。
また麺を焼くときにガーリック・オイルで焼いてらっしゃいますが、このガーリック・オイルが食欲をそそるいい香りなんですよ。でも、食べるときにはそれほどガーリックを強く感じることはなく、あくまで野菜部分を支える隠し味的な役割に徹している感じで、ちょうどいいバランスです。
そんなわけで、いろんな部分のバランスがとてもいい、美味しいお好み焼きです。
ちなみに、この日は普通の麺でいただきましたが、全粒粉の麺もチョイスできるようです。
そうなると、野菜部分の旨さと、全粒粉の麺の味の強さと相まって、またずいぶん違ったお好み焼きになるでしょうね。
次回はぜひ、それを頂いてみようと思います。
さて、こちらは、「およね焼き」。
ソバの代わりに海老ピラフが入って、チーズをかけるという、メニューです。
これがまた美味しくてね。
普通のお好み焼650円で、このおよね焼きは750円とわずかに100円高いだけというのもまた良心的ですね。
およね焼きの断面はこんな感じ。
ソバは全くなくて、代わりに海老ピラフ。
およね焼きという名前の由来は、「お米」なんだそうですが、考えてみると、日本人の主食と言えば米ですよね。
だから、ソバ(中華麺)やうどんではなく、お米が入ったお好み焼というのが主流になってもおかしくなかったはずですよね。
実際、こちらのお店に限らず、広島ではお米の入ったお好み焼きが流行りつつある気がします。
ただ、お好み焼きというのは、戦後、米が手に入らなくて、小麦粉を食べるしかないという時代に広がった食べ物ですから、そこはやはり小麦製品である中華麺やうどんが入るということになるのでしょうね。お好み焼きに限らず、学校でのパン給食でもなんでも、全部こうして始まるわけでしょう。日本の食文化も大きく変わって、麦食がずいぶん広がった気がします。
それが、最近になって、お米の入ったお好み焼きが流行りつつある。
やはり「日本人は米」という事なのでしょうか。
この「およね焼き」も、きっとかなり流行ることになるでしょう。
とっても美味しいお好み焼きでした。
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